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2010年2月 3日 (水)

またもやリンチ関連本のおハナシ

えー、チンタラとデイヴィッド・リンチのインタビュー集を読み進めているわけですが、まだそれが読み終わらないってーのに、またもや新しいリンチ関連本が刊行されるという情報が。

Film_painting_3 The Film Paintings of David Lynch: Challenging Film Theory」という文字どおり挑戦的なタイトルの本でありまして(笑)、すでに米Amazonnでは予約開始中。現在のところの刊行予定日は5月15日。出版社が、なぜか米アマゾンではIntellect Ltd というイギリスの会社になっている一方、英AmazonではChicago University Pressになっているという、いわば英米クロス・カウンター状態なんですが(笑)、さて、どーゆー機序でそうなっているのかはまったく理解の彼方であります。

で、この本の趣向でありますが、説明文を読む限りでは、どーやらリンチの映画作品を他のファイン・アート群との関連性において論じようという試みであるよーです。そもそもリンチが画家を目指していて、映像作品を作り始めたのは「時間経過とともに動く絵」を作りたかったからだ……というのは有名な話でありますが、著者のAllister Mactaggart氏が主張するに「これまでのリンチに関する研究は、他の芸術形態との関連性を等閑視してきた」そうであります。うーん、そっかなあ? いわく「リンチ作品を映画理論や美術史、精神分析や映画と刺激的かつ斬新に関連づけつつ、映画監督としてのリンチに関する新しい視点を提示する」云々……おお、すげえアタマ痛そうだ(笑)。

Allister Mactaggart氏は、チェスターフィールド大その他で映画学と美術史の講師をやってらっさって、どーやら主にリンチを研究対象にしておられる方らしい。2006年には「Surface Attraction: Hyphological Encounters with the Films of David Lynch」とゆー論文を上梓、専門に映像文化と並んで精神分析も入ってるという……うう、やっぱり、アタマ痛そうだなあ(笑)。

なんか「挑戦」されているのはコチラのよーな気もしますが(笑)、ま、読後の感想はあまり期待しないで期待しといてくだちい(笑)。

余談でありますが、Steven Dillon氏による「Sollaris Effect」とゆー本を読んでおりましたら、フランスにおけるリンチ作品の評価状況(というか、90年代頭からの「カイエ・デュ・シネマ」方面におけるリンチ評価の変遷)が述べられていて、たいへん興味深うございました。にしても、「確かにこれは狂気と紙一重の映画狂ぶりだ。だが、カイエの連中はいつだってアタマがおかしかったのだ(This is cinephilia, surely, at the edge of insanity, but Cahiers has always been out of its head)」というくだりには思わず笑っちゃいましたが(あ、これはリンチではなくて、ブライアン・デ・パルマの「ミッション:インポッシブル」を「90年代アメリカ映画の最高峰」とするEmmanuel Burdeau氏の文章に対しての記述ね、念のため。ほんでもって、基本的にDillon氏は褒めてますので、これまた念のため)。

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