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2007年6月19日 (火)

「Catching The Big Fish」をば読む (2)

ボチボチ読み進めている「Catching The Big Fish」なんだが、「Final Cut」と題された文章を読むと、リンチは「砂の惑星」の失敗がすんげえトラウマになってる感じである。だいたい、この本の巻末作品リストに「砂の惑星」が載ってない。いやもう、完全に黒歴史(笑)。

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リンチ作品としては最高額の興収をあげたものの、制作費も最高額だったもんで、赤字も最高額。最終編集権が自分になく、2時間あまりの尺に収めるためにズタボロの出来になってしまった挙句の興行的失敗が、リンチにはよっぽど痛手だった様子だ。

----「自分が納得できるようにした結果失敗したのなら、それはそれだけのことだ。(中略)それもかなわずうまく行かなかったのなら、二度死んだようなものだ」

というわけで、この後、リンチは最終編集権が確保できない仕事をやらなくなっちゃうわけだが、「砂の惑星」の大ゴケにもかかわらず、続けて「ブルーベルベット」を好きに撮らせたディノ・デ・ラウレンティスも偉い。「好きにしていいけど、予算とギャラは半額ね」ってなこと言ってあんまり期待してなかった節もあるけど、とにかく偉い(笑)。

とりあえず、「インランド・エンパイア」を含め現在も続いているフランスのStudio Cannalとの関係には満足しているようで、「フランス人は世界でいちばんの映画ファンであり、擁護者だ」なんて最大限の持ち上げようだったりする。きっとリンチはフランスに足を向けて眠れないに違いない。となると、リンチ・ファンである自分もおフランス方面に足を向けて眠れないわけで、こうしてどんどん足を向けて眠れない方角は増えていく一方なのであった。

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